「どこでエントリーすればいいかわからない」
これは、FX初心者によくある悩みです。
そんな悩みを解決して、より多くの利益を獲得したいなら、ブレイクアウト手法を試してみることをおすすめします。
とはいえ、ブレイクアウト手法の意味が分からない人もいるでしょう。
そこでこの記事では、ブレイクアウト手法とは一体何なのか、どのような種類があるのかということについて、詳しく解説していきます。
Contents
ブレイクアウト手法って何?
ブレイクアウト手法と聞くと、少し難しいイメージを持つ人がいるでしょう。
しかし、仕組みは非常にシンプルで、
「様々な投資家が意識しているポイントを突き抜けたところでエントリーをする手法」
のことを指します。
様々な投資家が意識しているポイントを突き抜けると、トレンドが転換することが多いです。
このトレンド転換サインを見逃さず、きっちりとエントリーすることができれば、より多くの利益を獲得することができるようになるのです。
そんなブレイクアウト手法には、様々な種類があります。
その中で、最も初心者におすすめなのが、
・ラインブレイク
・レンジブレイク
です。
では、それぞれの種類について、詳しく見ていきましょう。
ラインブレイクとは?
レンジブレイクというのは、
・サポートライン
・レジスタンスライン
・トレンドライン
など、様々なラインをローソク足が突き抜ける所を狙う手法です。
それぞれのラインを突き抜けると、冒頭でも解説したように新しいトレンドが発生することが多く、そこでエントリーをする事で利益を残しやすくなるのです。
レンジブレイクとは?
続いては、レンジブレイクです。
これは、その名の通りレンジ相場で活用できる手法です。
具体的には、レンジ相場からいつトレンドが発生するのかを見極めることができます。
原理はラインブレイクと一緒で、レンジ相場の状態から、サポートラインやレジスタンスラインを突き抜けた時、トレンドが発生する可能性があります。
ラインブレイクをローソク足だけで判断する方法は?
では次に、ラインブレイクをローソク足だけで判断する方法について、詳しく見ていきましょう。
ラインを完全に突き抜ける
まずはラインを完全に突き抜けた時です。
これは、最も信頼度が高いと言え、大体70%ほどの信頼度となります。
具体的には、ローソク足がそれぞれのラインを突破し、ラインの外で確定した場合、その方向にトレンドが転換している可能性が高いと言えるのです。
ただし、ラインの外で確定したことを見極めてからエントリーをする形になるため、若干エントリーが遅れるというデメリットもあります。
ラインを大きく突き抜ける
続いては、ラインを大きく突き抜けた時です。
これは、完全に突き抜けた時よりも若干信頼度は落ちますが、それでも60%くらいの信頼度があると言えます。
ローソク足がそれぞれのラインの外側で確定しなかった場合でも、ラインの外側に大きく突き抜けていれば、それは相場の勢いを判断する材料となります。
レンジブレイクを判断する方法は?
続いては、レンジブレイクを判断する方法について、詳しく解説していきます。
ボリバンの活用
まずは、ボリンジャーバンドを活用するという方法です。
ボリンジャーバンド、通称ボリバンは、価格がどこに推移しているのかを予測するのに最適なツールです。
また、ボリバンというのは、その時の相場に合わせて拡大したり、収縮したりします。
この収縮している時というのは、レンジ相場と判断することができますので、ここからのレンジブレイクを狙っていくことがおすすめです。
小競り合いに注目
次は小競り合いに注目をするという方法です。
レンジブレイクが起こりやすいチャートパターンの1つとして、
「それぞれのライン付近で小競り合いが発生する」
ということが挙げられます。
具体的には、ラインの近くで上がったり、下がったりを繰り返して、最終的にはそのラインを突き抜けていくのです。
もちろん100%とは言えませんが、レンジブレイクを見極める好材料になりますので、小競り合いが発生したらエントリーをする準備をしていきましょう。
ラインブレイクやレンジブレイクを意識するメリット、デメリット
最後に、ラインブレイクやレンジブレイクを意識してトレードをするメリット、デメリットについて詳しく見ていきましょう。
メリット
ブレイクアウト手法のメリットとしては、
・エントリーサインがわかりやすい
・まとまった利益を獲得しやすい
という事です。
ブレイクアウト手法では、それぞれのラインを突き抜けた時がエントリーサインとなりますので、初心者でも比較的簡単にエントリーサインを見つけることができるでしょう。
また、ブレイクアウトが起きるという事は、相場が大きく動く可能性が高いという事です。
そのため、上手に波に乗ることができれば、まとまった利益を獲得しやすくなるのです。
デメリット
ただし、ブレイクアウト手法には、ダマシが存在します。
つまり、ラインを突き抜けたのにトレンドが発生せず、予想と反対方向に進んでしまうという状態になる可能性があるという事です。
そのため、ラインを突き抜けたからと言って、安易にエントリーするのではなく、様々な指標やツールを用いて慎重にエントリーしていくことが大切です。
まとめ
ブレイクアウト手法というのは、初心者でも比較的理解しやすく、実践しやすい手法だと言えます。
ただし、ブレイクアウト手法を理解するためには、
・トレンドライン
・レジスタンスライン
など、様々なラインについて理解をしておく必要があります。
また、場合によってはダマシが発生することがありますので、慎重に分析をして、エントリーするかどうかを判断していくことをおすすめします。