FX初心者の中には、
「エントリーサインを見極められない」
という悩みを抱えている人もいるでしょう。
そのような人は、
・ゴールデンクロス
・デッドクロス
についての理解を深め、トレードに活用してみることをおすすめします。
とはいえ、そもそもこの言葉の意味が分からないという人もたくさんいるはずです。
そこでこの記事では、ゴールデンクロスとデッドクロスの意味と使い方について、詳しく解説していきます。
Contents
ゴールデンクロス、デッドクロスって何?
では早速、ゴールデンクロスとデッドクロス、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスというのは、移動平均線の短期線が長期戦を上方向に突き抜けた時の状態を指します。
このゴールデンクロスが発生すると、上昇トレンドが発生する可能性が高く、「買い」のサインだと判断することができるのです。
デッドクロス
デッドクロスというのは、移動平均線の短期線が長期戦を下方向に突き抜けた状態のことを指します。
この状態になると、下降トレンドが発生する可能性が高いため、「売り」のサインだと判断することができるのです。
ゴールデンクロスを見極めるコツは?
ゴールデンクロスというのは、仕組みが非常にシンプルですので、初心者でも活用しやすい分析方法だと言えます。
ただし、移動平均線だけを見てエントリーポイントを判断するのは少し危険です。
そこで、ゴールデンクロスを正確に見極めるために併用したい、その他のテクニカル分析について詳しく解説していきます。
2つのラインに注目する
まずは、
・サポートライン
・レジスタンスライン
を確認するという方法です。
ゴールデンクロスが発生している状態且つ、ローソク足がレジスタンスラインを突き抜けたら、それは上昇トレンド発生のサインだと判断することができます。
逆に、デッドクロスが発生している状態且つ、ローソク足がサポートラインを下抜けたら下降トレンドが発生するサインだと判断することができるのです。
もちろん、上昇継続のサイン、下降継続のサインなどもありますので、必ず上記のような動きになるとは言えませんが、デッドクロスとゴールデンクロスと併用することで、より分析の精度を高めることができます。
一目均衡表を見る
次は、一目均衡表を見るという方法です。
具体的には、一目均衡表の雲に注目していきます。
一目均衡表の雲をローソク足が突き抜けた場合、これはトレンドが転換するサインだと言えます。
そのため、ゴールデンクロスもしくはデッドクロスが発生した際に、一目均衡表の雲を突き抜けていれば、トレンド発生の可能性が高く、エントリーチャンスになるのです。
反発に注目する
最後は、ラインの反発に注目するという方法です。
例えば、ゴールデンクロスが発生したラインに反発をしている場合、これはトレンドがそのまま続くと可能性が高いと言えます。
このように、いくつかの分析方法を用いてトレンドを探していくことができれば、自然とエントリーポイントが見えてくるのです。
デッドクロスを見極めるコツは?
続いては、デッドクロスを見極めるコツについて、詳しく見ていきましょう。
長時間足に注目する
デッドクロスを見極めるためには、長期足に注目をする事をおすすめします。
長期足で分析をする事で、ダマシを回避することができるのです。
初心者がやりがちなのが、
「1分足、5分足でデッドクロスが発生しているが、4時間足では上昇トレンド」
という局面でエントリーをしてしまう事です。
確かに、短期で見れば下降しているかもしれませんが、相場の大きな流れは上昇に転じているということですので、これを確認せずにエントリーをすると、損失を出してしまう可能性があるのです。
マックディーを活用する
次は、マックディーと組み合わせる方法です。
マックディーを使うと、サブチャートと呼ばれる下画面のチャートにデータが表示されるようになります。
実はこのマックディーというのは、移動平均線よりも早くゴールデンクロス、デッドクロスが表示されますので、いち早くトレンドを見つけてトレードに活かしていくことができるのです。
また、マックディーは他のインジケーターに比べると読み方が簡単ですので、初心者でもスムーズに理解できるでしょう。
まとめ
FX初心者は、どのようなインジケーターを使えばいいのか、どのような分析を行えばいいのかわからなくなってしまいがちです。
ただ、だからといって、
「何となく」
でトレードをすると、それはもはやギャンブルとなり運任せになってしまいます。
そのため、相場の分析方法やエントリーポイントが良くわからないという人は、
・ゴールデンクロス
・デッドクロス
に注目してみることをおすすめします。
今回紹介した方法を使ってチャートを分析することで、比較的簡単にゴールデンクロスとデッドクロスを見つけられるようになります。
ただし、ダマシというのも存在しますので、移動平均線だけではなく、いくつかの分析方法を併用して、慎重にトレンドを見つけていくことがおすすめです。